トップページへ
お役立ちコーナー
ギャラリー
こんなことしています
ショップ
お問い合わせ
会社概要
リンク集
スタッフ紹介
↑このページだけは絶対に見ないでください。
法人様専用オンラインフラワーギフトショップはこちら↓
法人様専用オンラインフラワーギフトショップ<珍樹園>
誰も言わなかった観葉植物のホントの効果効用
まえがき
第1章
第2章前半
第2章後半

第一章 あなたの部屋の中で起こっていること 

  

物言わぬマイナスイオン

最近よく耳にする言葉のひとつに“マイナスイオン”がある。某テレビ局の人気番組でとりあげるやいなや、一躍流行語大賞にランクインするのではないかと思われる程の“スターの座”をものにした。

 それによると排気ガスや工場の噴煙、ひいては電化製品から発生するプラスイオンが、とにかく大気中で幅をきかせはじめ、その逆にマイナスイオンが年々減少傾向にあると言う。 

 この空気を吸うことで体の中にもプラスイオンが増えてしまい、結果、集中力の低下や物忘れ、イライラの原因になると言うのである。

 だからマイナスイオンを体内にとりこもう!ってことになる訳だが、一体どうやってとなると・・・。

・シャワーをしながら深呼吸しよう!

・銭湯やサウナ、噴水のあるところへ行こう!

 つまり、水と水とがぶつかり合うところでマイナスイオンが多く発生するので、そういう場所で取り込もうってことらしい。

 しかし、どれも休みの日か出勤前、仕事帰りにしかできそうにない。少なくともサラリーマンの私たちには・・・。

また同時にプラスイオンをとり除く努力もしろと言っている。 

・排気ガスの少ない朝6時から8時までに部屋の換気を!

・まめに掃除をしよう!

マイナスイオンは上から下へとおちるので天井からはじめて床を最後にがポイント・・・

・電化製品からプラスイオンがたくさん出るので一箇所にためず、使わないものはコンセントを抜いておくこと!

・扇風機をつけよう!

等々である・・・・・。

果たしてあなたの職場でできることがいくつあるだろう?

こういう書き方をすると、どこかケチをつけているようにも聞こえるが、要するに家庭ならまだしも、職場では安請け合いできない決めごとばかりではないかと言ってる。

実はこの中に、「観葉植物を置こう!」というのがあった。

中でも「“虎の尾”(これは俗称で、ホントはサンセベリアが正しい)は効果的!」とやったもんだから、私たちが少量多品種で、文字通り少なく多くの品揃えで頑張っているショップでも、一時的に品切れ、取り寄せの虚しい繰り返しが続いた。

何故虚しいのか。

小学校の理科や、中学での生物の授業を思い出してほしい。

植物は二酸化炭素や一酸化炭素などの(プラスイオンが帯電した)物質を吸い、酸素を吐く・・・だったが、植物そのものがマイナスイオンを大量に創り出すとは言ってない。

 確かに俗称“虎の尾”のこうした有害物質、悪臭の除去率は成績のよい方ではあるが、もっと身近なもので優秀なヤツはいくらでもいる。

おまけにあくまでも除去率であって、ほとんどのデータにはどのくらいの大きさのものをどれだけ置いてそうなったかにふれていない。

街場で購入できる俗称“虎の尾”は大きくても1m弱ぐらいのものである。知れたものであろう。

あの一件は、今でも商業的な陰謀だったのではと眉をなぜている。

繰り返される島国の失態

さて前置きが長くなったが、本題にもどって部屋の中でいったい何が起こっているかについてお話ししたい。

「はじめに」で私たちが偽りなき本音として、あなたの部屋の“空気”は“悪い”と豪語した。

そう。つまり、悪臭と有害物質に満ちているといった訳だ。

随分失礼な話である。

しかし本当の話だから仕方ない。

というより、何か対策を講じていない限り、都会のビル、建物の中はほぼ同じ状況に見舞われていると言っても過言ではない。

だったら別にウチだけ騒ぎ立てることないじゃないか。

おっしゃる通りだ。

でも知っていて損はないはずである。何しろ日本の良いところでもあり、悪いところでもある「まあまあ〜経済や流通が発展するのが第一義なんだから、穏便に穏便に・・・。」の発想に、このこともまた完全にはまっている。

あなたは狂牛病騒ぎの一件で懲りてはいないだろうか?

 欧米諸国では、10年以上も前から建材などから拡散する可能性があるVOC(揮発性有機化合物)に関する研究が、盛んに行われている。

国によってはWHO(世界保健機構)の勧告値にあわせて、自国のガイドラインまで作成し、国民の健康に気を配っている。


各国の室内環境でのホルムアルデヒド気中濃度のガイドライン

ところがわが国の厚生労働省はやっと最近重い腰をあげて、限られたいくつかのVOCを取り上げ、ガイドラインを作り始めたばかりである。

随分回りくどくなったが、「シックビル症候群」と言えばピンときていただけるだろうか?

簡単に言うと、ビルで働く人が、頭痛、めまい、眼・鼻・喉の痛み、粘膜・皮膚の乾燥などをおぼえ、身体の不調を訴えるという病気である。

1980年前後から欧米のビルを中心に多く発生しはじめた。

当初それは、省エネ対策のため気密性を高くしたビルが増え、全館空調システムで換気量が減少したことに、その大きな原因があるとされていた。

今から20年以上前、空調設備(エアコン)のフィンに結露した水にカビがはえて、レジオネラ菌が発生した。この菌が閉めきった建物の中を漂いはじめたことで、29名が死亡するという悲惨な事件が、実際アメリカのフェラデルフィアで起こった。

*レジオネラ菌・・・日本では冷却水水質検査の結果、97.7%の施設でレジオネラ菌が検出されている。(大阪府立公衆衛生研究所調べ)

                   

この事件は「シックビル症候群」の名を全世界に知らしめるきっかけとなったが、その後の研究で、ビルの気密性だけが、この「シックビル症候群」の原因ではないことが明らかにされてきた。

レジオネラ菌の大量発生にはいくつかの要因が複雑に絡み合った、いわば特異な例であったことは言うまでもない。

しかし、この「シックビル症候群」の怖さはもっと単純な症状。つまりどことなく、なんとなくの身体の不調が慢性化し、ものによっては(遺伝子障害にまで及ぶ)蓄積という形に至るということにあった。

そう。ビルの気密性は大切に(!?)包み込む温床の役割を果たしているが、最大の原因は、室内に発生する有害物質そのものにあるということである。

そして、その有害物質とは、ビルの建材、壁紙に使われる接着剤、床のワックス、洗剤、カーペットの接着剤、カーテンの防虫防炎加工剤、コンピューター・ファクシミリ・コピー機などの稼動中発散物質、etc・・・

あなたの職場の身の周りを、取り囲んでいるものばかりである。

実は、前述のマイナスイオンの敵(!?)プラスイオンが室内で増える原因も、もとはと言えば、この有害物質や空気中の塵がプラスのイオンに帯電してるからなのである。

 「おいおい、穏やかじゃないなぁ。そんなに一度に言われても・・・それに今のところ健康だよ・・俺は・・・・。」

 そうなのである。実は仕事の中心が自分のオフィスの中だけではなく、外回りが中心という方々には、案外影響が少ないのかもしれない。言い換えると、攻めと守りの立場があるならば、守り。つまり内勤の方々にこそ、その影響は大なのであろう。

内勤=女性と言うと叱られるかもしれないが、次の記事を見てほしい。

シックハウス症候群記事
毎日新聞

平成14年6月11日火曜日 朝刊一面




日本でも遅まきながら認めざる得なくなった、新しい労働災害のはじまりである。

それでもあなたのお部屋の空気は悪い

さて、ここまでで、あなたの部屋で何が起こっているかは大体おわかりいただけただろうか。

この第一章は専門意識を身につけて欲しいと言うものではなく、あくまでもことの本質を知っていただきたいと言う切なる願いによるものである。

よって、改めて今ここで舌を噛みそうな室内有害物質の名称を、長々と書き出すつもりはないが、現在、厚生労働省が取り組んでいる代表的なものだけあえて挙げてみることにする。

そう。知っていて損はないからである。

あなたのお部屋の“空気”は“悪い”!!

ホルムアルデヒド

(合板ベニア、ビニールクロス用接着剤、プラスチック、タバコ煙、脱臭剤、防カビ剤、カーテン等)

症状・・・皮膚や目鼻の粘膜の刺激、職業性喘息、アトピー性皮膚炎などのアレルギー障害。

キシレン、トルエン

(塗料、壁紙の接着剤、床ワックス、コンピューター、ファクシミリ、コピー機等)

症状・・・胃腸障害、眼や咽喉への刺激、呼吸抑制、新生児の発育異常(妊婦への影響)、流産等の増加。

その他、

ベンゼン (天井タイル、ペンキ、修正液等)

アセトン (化粧品、除光液、修正液等)

アンモニア (掃除用洗剤、ファクシミリ等)

もVOCとして挙げられているが、その症状との因果関係は今後の研究の成果を待つことになる。また、これらの物質の発ガン性を指摘するレポートも、昨今、目につき始めたが、このことも現在のところ、公式発表を待つ立場を私たちはとりたい。

*(   )内は発生源となっている主なもの

home
次へ
株式会社 珍樹園
〒553-0004 大阪府大阪市福島区玉川2-10-12
フリーダイヤル:0120-01-8701
TEL:06-6446-1187  FAX:06-6446-0087

E-mail:info@chinjuen.co.jp